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【グリーンボウル】パナソニックインパルス VS エレコム神戸ファイニーズ 試合レポート

’17.05.22

前半拮抗するも後半はパナソニックの底力。圧勝で優勝

 

トーナメント決勝のグリーンボウル2017は、この秋初戦で激突するパナソニックインパルスと、エレコム神戸ファイニーズが対戦。前半接戦だった試合も、終わってみればパナソニックが55-3で圧勝。4年連続29回目の優勝を果たした。

 

 

QB#14アンダーソン

脚力もあるパナソニックの新戦力QB#14アンダーソン

「春の大一番」としてこの試合に照準を定めてきたエレコム神戸。自陣24ヤードからの最初の攻撃は、QB#11糟谷がWR#87高尾へのロングパスをいきなり決めて始まった。

QB糟谷は、WR#84常包、TE#86松田、WR#18佐藤、#80南本へ次々とパスを決め、敵陣25ヤードまで攻め込んだ。

 

しかしここで交代違反の反則。直後のQBサック、さらにフォルススタートの反則で罰退。4thダウンパントでもP#15高野が、相手守備を見ながらボールを運んでいる最中に後ろからタックルされ、陣地を挽回できず攻守交代となった。

 

自陣48ヤードからの攻撃権を得たパナソニック。QB#14アンダーソンが自ら持って走り前進すると、RB#39荒木のランで敵陣25ヤードに侵入。QBアンダーソンのドロープレーでゴール前9ヤードまで迫ると、TDには至らなかったものの、K#16佐伯(眞)が、29ヤードFGを決め3点を先制した。

 

 

RB#33横田

102ヤードを獲得したRB#33横田(MVP)

対するエレコム神戸も、自陣21ヤードからボールコントロールを開始。QB糟谷が積極的に走り、またWR#81酒本、RB#30佐伯へのパスも決まり、RB#6東條、#8山上のランで敵陣37ヤードまで攻め込んだ。

さらにQB糟谷は、WR佐藤、高尾、常包へのパス、RB東條のランなどで敵陣11ヤードまで攻め込んだ。しかしここからエンドゾーンには届かず、K#10仲野が27ヤードのFGを決め、3-3の同点に追いついた。

 

突き放したいパナソニックは、自陣32ヤードからQBアンダーソンがWR#80柴田へのパスを決めると、ここからRB#41岩田の連続ランで敵陣37ヤードに侵入。

さらにQBアンダーソンのラン、そしてRB#33横田が相手タックルを跳ね除けて30ヤードを走りゴール前1ヤードとすると、最後はQBアンダーソンが自らボールをもってエンドゾーンを走り抜けTD。10-3とリードを奪った。

 

その直後のパナソニック。エレコム神戸のパントをDL#98梶原がブロックし、前半残り22秒で敵陣33ヤードからの攻撃権を得る。ここでQB#18大原がRB#26藤本へパスを決め前進すると、QB大原からエンドゾーンに走りこんだWR#4高木へロングパスが決まりTD。17-3で前半を折り返した。

 

 

RB#26藤本

即戦力の走りを見せる新人RB#26藤本

後半開始のキックオフで、エレコム神戸はオンンサイドキックを敢行するが失敗。逆にパナソニックが有利となり、後半2度目のオフェンスを敵陣36ヤードから開始する。

何度か互いの反則が出て陣地が前後する中、QB大原が自らのランでゴール前9ヤードまで進めると、RB藤本がドロープレーでエンドゾーンを走り抜けTD。24-3とさらにリードを広げた。

 

パナソニックは次の自陣29ヤードからの攻撃で、QBにアンダーソンが戻ると、WR#5 木戸へ40ヤードの縦パスを決め、一気に敵陣29ヤードへ。ここからRB横田が27ヤードを走りゴール前2ヤード。

最後はRB岩田が中央を突破してTD。4Qを前に31-3として、ほぼ勝負の行方を決めた。

 

4Qになっても攻撃の手を緩めないパナソニック。K佐伯(栄)が31ヤードのFGを決め、DB#24竹内のインターセプトで得た自陣47ヤードからのオフェンスでも、RB横田が45ヤードを独走しTD。また相手パントのミスから2つのTDを奪うなど、大差での勝利を収めた。

 

 

RB#24芦田

果敢に突進する新人RB#24芦田(MIP)

MVPには、102ヤードを走りTDも奪ったパナソニックのRB横田が、MIPにはエレコム神戸の新人RB芦田が選出された。

 

「点差はついたが、相手が要所でミスをしただけで力の差はない。うちは、決められるタイミングでパスが通らなかったり、ディフェンスもリアクションが遅かったり、点数をつけるなら完成まで程遠い、50点」とパナソニックの荒木監督はかなり厳しい評価をする。

 

「神戸ボウルは関学との対戦だが、学生相手にXのチームが負けるわけにいかない。この春一番の強敵との試合は、このような展開にはならないので2週間でしっかり今日出た課題に対処していきたい」と完勝を目指す。

 

一方、エレコム神戸の狩野ヘッドコーチは「今日はキッキングで攻めていこうと決めていたので、後半のキックオフもオンサイドを選択した。しかし攻めるはずのキッキングで、これだけのミスが出て、そこにしっかり付け込まれていては試合にならない。今の実力が顕著に出た試合だった」と反省しきり。

「パナソニックは秋の初戦で対戦する相手。今日の52点差をどれだけ縮めるかがこれからの課題となる。こんな試合を秋にはできないので、しっかり仕上げていきたい」とリベンジを誓っていた。

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