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Xリーガー vs 学生トップ選手対談「時代を超えて受け継がれる、オレ達のISM」【ノジマ相模原ライズ×早稲田大学ビッグベアーズ編】(1/3)

’15.11.12

 

 

ビッグベアーズにスターはいない。

覚悟を決めて、全員が一つになって戦う。

 

 

Xリーグのトップ選手が自らのルーツである大学に帰り、現役選手と対談を行うこの企画。第4弾は、今季関東大学ナンバーワンといわれる鉄壁のディ フェン

スを誇る早稲田大学ビッグベアーズの中心選手・LBコグラン ケビンと、相模原ライズのセカンダリーを支えるDB河石泰選手。守備の要としてチームを支え

る彼らが、日本一を狙うチームに流れるISMを語り合った。

 

 

【プロフィール】

河石泰 Tai Kawaishi

ノジマ相模原ライズ DB22

御影高時代はラグビー部で活躍。早稲田大進学後にフットボールを始め、DBの中心選手として、大学4年次に日本大を撃破しクラッシュボウルに進 出。相模

原ライズでもDBとしてチームの守備を支える。

 

コグラン ケビン Kevin Coglan

早稲田大学ビッグベアーズ LB5

早稲田大学高等学院でアメリカンフットボールを始め、早稲田大進学後は2年よりディフェンスの中心選手となる。大学世界選手権日本代表にも選出。 今季関

東ナンバーワンといわれる早大ディフェンスの象徴。

 

 

 

 

 

 

「選手や後輩というよりも、”親戚の子”みたいな感覚」(河石)

 

河石:ケビンは同期の大久保(潤:2010年卒)のいとこだから気になっていてね。初めて会った時はまだヒョロヒョロで、大丈夫かなこの子…?  という感じだった。

 

コグラン:初めてお会いしたのは、僕が早大学院の1年の時。当時はまだ64㎏ぐらいでしたから。

 

河石:今は何㎏ぐらい?

 

コグラン:92㎏あります。

 

河石:ずいぶんデカくなったね。選手や後輩というよりも、親戚の子みたいな感覚の方が強いかも(笑)。

 

コグラン:思い返すと、初めてお会いした時はおびえていましたね。何せ高校生から見ると、大学生はおっかない(笑)。特に河石さんは、高1の時の 大学4年生だったし。あのころはまだ、アメフトのことはぜんぜんわからない状態。河石さんがどこのポジションをやっていたのかも知らなかったぐらいでした。

 

河石:そんな状態からどんどん伸びていったよね。でもケビンとの関係はフットボールよりも、就活の相談とか私生活面の方が強いかも。1年の中で大学のグラウンドに足を運ぶ機会は、会社の説明会とライズの勧誘ぐらい。その中で今の4年生は就活のOB訪問で会社に来たりしているし、潤が今海外 にいて面倒が見てない分、就活でいろいろとアドバイスもしているから。

 

コグラン:お兄さんみたいな存在です。

 

河石:今年の7月にディフェンスのメンバーで練習に来たけれども、その前から「ケビンはやばい!」って噂には聞いていた。それで実際に見たら、もう 化け物だと…。プレーリードが速いし、そこから的確なアングルで上がる。しかも、スピードもすごい。その時の練習で走り込みがあって、ケビンは LBで僕はDBなのに、最後にまっすぐの坂道で勝負して負けたからね。あの時は能力の高さを感じたよ。

 

コグラン:正直、うれしかったですね。でも、あの時の練習は本当につらかったから、もう意地で…。毎回、あんな練習を毎週やっているのか!と正直、 びっくりしました。

 

河石:そうかな?

 

コグラン:暑いのにレストもなくどんどんやる。皆さんの体力がもう、異常でした。それと、熱い雰囲気も勉強になりました。あと、東松(瑛 介:RB)さんと1対1のタックリングをやったのですが、すごく速くて…僕はそんなにタックルが上手い方じゃないんですよ。

 

河石:えっ、そうなの(笑)!?

 

コグラン:ロータックルが下手で困っていて…今、重点的に練習しています。

 

河石:ラグビーのワールドカップを見ると勉強になるよ。

 

コグラン:確かにそうですね。

 

河石:ケビンはタックルが上手なイメージがあるけどなぁ…。実は僕もタックルが下手くそで。チームのディフェンスメンバーで一番下手かも。もとも とラグビー出身なので、ケビンと逆でロータックルしかできない。上に行って弾かれるのが怖いんだよね。タックルは踏み込みと入りのスピードが大事 だと思う。

 

コグラン:僕は、河石さんの代の日大戦が強く印象に残っているんですよ。

 

河石:あの年、僕らは「日本一になろう」なんて言っていたのに国士舘大に負けてしまった。そこから一戦必勝でやっていった。当時、早稲田は今ほど 強くなかったから、日大戦は10回やったら9回負ける、1回勝てればいい方、という下馬評だった。それをひっくり返して勝ち、結果、クラッシュボ ウルに行けた。

 

コグラン:スコアは確か24-21ですね。河石さんが日大の中村輝晃クラークさん(現・富士通)とバチバチに、ケンカみたいな感じでやり合っていた。めちゃくちゃ気持ちのこもった試合でした。あの試合の映像をモチベーションビデオにしていて、今も見ているんです。この前の日大戦の前にも見ましたから。

 

河石:あの試合は、大学時代の中で、とてもいい試合だったよね。

 

コグラン:覚えていますよ。

 

 

 

 

写真=樋口涼 構成・文=前田成彦(Office221)

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