ON−SKY VS LIONS |
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LIONSブリッツが強力オフェンスを封印!ON−SKY辛勝。 |
檻から放たれたライオンが鋭い牙をむいた−そんな印象の残るゲーム。 オンワードとすかいらーくの合併で春季から話題を独占してきたオンワードスカイラークス(ON−SKY)。一方、東京三菱銀行と東京海上の合併で、やはり今季新たなスタートを切ったLIONS。合併チーム同士の対戦が9月17日東京ドームで行われた。
見る者を驚かせたのがLIONSディフェンス陣の圧倒的な破壊力。「9割はブリッツ」(LIONS大村ヘッドコーチ)という、4−3体型から時には7人でラッシュをかける積極果敢なブリッツディフェンスを見せ、ON−SKYオフェンスに襲いかかった。
一方のLIONSもQB木目田のオプションキープなどで奮闘するものの、ダウン更新には至らない。しかし、最初にチャンスを掴んだのはそのLIONSだった。
勢いに乗るLIONSはなんとか追加点を奪いたいところだが、次の攻撃シリーズ自陣17ヤードからのオフェンスで、RB中西がボールを痛恨のファンブル。攻撃権をON−SKYに奪われてしまう。
後半に入ってから、今度はLIONSのオフェンス陣が奮闘する。
一方ON−SKYは、第4Qに入り敵陣30ヤードからという絶好のチャンスを得る。QB小島(崇)はLIONSのブリッツからなんとか逃げながら、RB小島(康)にパスを決めダウンを更新。続いて、マンツーマンカバーを振りきったWR浦がパスをもぎ取りTD。
それにしてもLIONSの健闘ばかりが光る試合だった。 一方、ON−SKYの野田監督は「ウチがどうこうというよりLIONSが強かった、ということです。初戦でこういう試合をモノに出来てよかった」と、さすがに胸をなで下ろした。 注目されたON−SKYのDLジョージ・ヘザー、WRブラッド・ブレナン、元横綱・若乃花の花田選手だが、WRブレッド・ブレナンは負傷のためこの試合は欠場。DLジョージ・ヘザーは第1Q中盤から途中出場、QBサックを豪快に決めて会場を沸かせた。 花田選手は、LIONS先制TD後のTFPの場面でDLとしてXリーグ公式戦に初出場。「チームが懸命に戦っているのを見て、個人では出来ないモノが判りました。もっと経験と練習を積んで1回でも多く出場出来るように頑張りたい」と初めて経験するフットボールの実戦フィールドで、第1歩を踏み出した。
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