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東京スーパーボウル

QB高橋と村上監督  (C) Makoto SATO  「打倒!アサヒ飲料」を合い言葉に、2001年シーズンを戦い抜いてきた松下電工インパルス。
 昨年はリーグ戦で気迫の逆転勝利を収めた同じ相手に、東京スーパーボウルで苦汁を飲まされただけに「アサヒ飲料さんともう一度ドームで戦えるのは、僕らにとって本当にラッキー」(QB高橋公一)と、皆が待ち望んだリベンジ舞台の到来に、チームのムードは最高潮となる。

 「本格的なバランスアタックのQBがやってきた」(川口前監督)とチームの期待を集めて加入したQB高橋公一も、Xリーグ4年目。「昨年は引退も考えましたけどね」(高橋公一)と、まだ早すぎるリタイアを踏みとどまらせたのは、やり残した仕事に決着をつけるために相違ない。

 この春は後進のQB高橋幸次にオフェンスの指揮を委ね、自らは調整に専念。「ゲームプランを考えるときは、彼のアイデアを随所に取り入れてます」(村上監督)と文字通り松下電工オフェンスの屋台骨として、その存在感は大きい。
 97年甲子園ボウルでの残り時間59秒の同点劇をはじめ、昨秋リーグのアサヒ飲料戦など、追いつめられた状況での爆発的なキャッチアップオフェンスも高橋公一の魅力の一つ。東京スーパーボウルの大舞台でこそ、その真価が発揮されるに違いない。

 村上監督の憂鬱は「ランアタックが思うように進んでいない」こと。
 RB樫野、小林、安藤とバックスには十分な布陣を揃えながら「春からOLに怪我人が多く、十分なトレーニングが出来なかったこと。相手に研究されてしまっていること」(村上監督)が原因として考えられるようだ。

DB野村  (C) Makoto SATO  リーグ戦、FINAL6を通じて、試合中に怪我人が出てしまう場面も多々あり、「昨年に比べ、怪我人の分だけ戦力ダウン」と村上監督も不安を隠しきれない。リクルートとの死闘の傷跡が残る戦力が、どこまで復帰できるかも大事なポイントとなる。

 K/P太田の復調と共にキッキングチームの好調ぶりは、松下電工の強さの一つだ。
 アサヒ飲料との試合は、激しいシーソーゲームとなる場合が多いだけに「今年はキッキングチームの整備にも力を入れた」と村上監督もその重要性を意識している。

 「そつが無く、安心してみていられる」(村上監督)と全幅の信頼が集まる強力ディフェンス陣。リーグ戦5試合では、アサヒ飲料に奪われた14点を加えて21失点。高得点オフェンスが自慢のリクルートも、7失点に押さえたその実力は、Xリーグでも1、2を争う内容だ。

 特にDL脇坂、DB野村らベテラン守護神達が絶好調。課題とされたDB陣も新人・山田(敏)が即戦力として機能。野村もリクルートとの決戦では、国内屈指の能力を誇るWR堀江を完全にカバー、その健在ぶりをあらためてアピールした。

 アサヒ飲料に焦点を定め、ここまできた2001年のファイナルマッチ。「今までやってきたことを信じて、自分たちのいいプレーをするだけ」(村上監督)と、最終決戦に向け指揮官に迷いはない。


ROSTER
FINISH RESULT 2001
   9月 9日 24-0 VS イワタニサイドワインダーズ
   9月23日 20-0 VS アズワンブラックイーグルス
  10月 8日 43-7 VS ファイニーズフットボールクラブ
  10月21日 58-0 VS クラブベアーズ
  11月 4日 7-14 VS アサヒ飲料チャレンジャーズ
FINAL6 12月 1日 7-7
TB:3−0
VS リクルートクラブシーガルズ


 
2001年リーグ戦の戦績

SCORE

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
総得点 28 41 37 46 152
Avg(5試合) 5.6 8.2 7.4 9.2 30.4
総失点 7 7 0 7 21
Avg(5試合) 1.4 1.4 0.0 1.4 4.2

OFFENSE

PASS ATT AVG RUSH ATT AVG TOTAL ATT AVG
総獲得ヤード 771 89 8.7 652 179 3.6 1423 268 5.3
Avg(5試合) 154.2 17.8 8.7 130.4 35.8 3.6 284.6 53.6 5.3

DEFENSE

PASS ATT AVG RUSH ATT AVG TOTAL ATT AVG
総喪失ヤード 426 106 4.0 170 141 1.2 596 247 2.4
Avg(5試合) 85.2 21.2 4.0 34 28.2 1.2 119.2 49.4 2.4