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試合のみどころ
オンワードスカイラークスVS アサヒビールシルバースター
早すぎる天王山!今季の動向を決める一戦!
9月22日(月)東京ドーム KICKOFF 19:00

 オンワードスカイラークス(ON−SKY)とアサヒビールシルバースター。今年のXリーグEASTの優勝争い、FINAL6の行方を大きく左右するこの両雄が直接対決する。
 富士通、ON−SKY、アサヒビールの3チームが3つ巴の争いを繰り広げるEASTディビジョン。この試合はその直接対決第1弾、事実上のFINAL6出場決定戦ともなりうるビッグゲームだ。

 ON−SKYは、初戦で東京ガス相手に45−14と完勝した。
 オフェンスは、QB冨澤からWR陣へのパスの完成度が高い。バックフィールドのRB石川、鎌田、渡邉、大谷らRBも高い能力を見せ、またTE安部の復帰新加入によりTEも充実した。

 ディフェンスは、主力に欠場がある中で安定感を見せ、層の厚さを証明した。また初戦に出場していないLB水戸部、LB時本、DB市川らが出場できれば、ON−SKYの戦力はさらにアップするだろう。

 ON−SKYが気をつけなければならないのは、集中力が途切れたときのミスや反則。
 「後半に反則が重なって集中力が切れたのは反省点」とD.リンズヘッドコーチが言うように、試合の趨勢が見えた後半に、ミスが多発したのは気になるところ。

 他にも、ディフェンスのタックルミスによってゲイン許してしまうシーンがあったり、オフェンスの体型やディフェンスの交代ミスでタイムアウトを使ってしまったり、4thダウンでオフサイドを犯して相手のダウン更新を許すなど、イージーなミスも見られた。
 今度の相手は、僅かなミスや反則が試合の行方を決めかねない強敵だけに引き締めてかかりたい。

 一方アサヒビールは、初戦でハスキーズに70−0と大勝した。
 オフェンスのバックフィールド陣は、RB波武名を中心に、RB花房、伊是名、中村(友)と充実したRB陣がレベルの高いプレーを見せた。
 QB金岡、QB東野から、WR稲垣、藤縄、ベテラン梶山らのWR陣と、エースTE橋詰、新人TE黛らTEとのパスユニットは非常に精度が高い。

 ハスキーズ戦でアサヒビールオフェンスは、657ヤード(ラン300ヤード・パス357ヤード)を獲得している。かなり高いオフェンス力があることは間違いない。
 ディフェンスはハスキーズオフェンスを完封しただけでなく、ほとんど自陣に侵入することさえ許さずに圧倒した。ダウン更新8回、被獲得167ヤード(ラン83ヤード・パス84ヤード)に押さえたディフェンスは鉄壁といって良いだろう。

 アサヒビールはON−SKYよりも1週早く初戦が終わっているため、準備により長い時間をとることが可能となった。このスケジュールがどのようにゲームに影響を与えるか、興味深いところだ。

 「3タッチダウン取って、相手を2タッチダウンに抑えて勝つ」というアサヒビール。「相手より強く勝ちたいと思い、気持ちで勝つ」というON−SKY。
 はたしてどちらに軍配が上がるのか、今季の行方を決める一戦。これは見逃せない。