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試合のみどころ

オービックシーガルズ VS アサヒビールシルバースター
過去の対戦ではオービック優位。果たして今回は
2005年12月3日(土) 横浜スタジアム Kickoff13:00


 12月3日(土)横浜スタジアムで午後1時にキックオフされるFINAL6準決勝の対戦は、オービックシーガルズ(EAST1位)とアサヒビールシルバースター(CENTRAL2位)。
 Xリーグに改称されてから10年目。当然、FINAL6開催は今回で10度目となる。その中で両チームともFINAL6出場は最多の9回を誇るが、これまで両チームが対戦したのは、1998年社会人選手権決勝のたった1回のみ。
 この時はオービック(当時リクルート)が45−24で勝利して社会人王座に就いた。

 また秋季リーグ戦では、これまで6度対戦してオービックの3勝1敗2分け。加えてオービックとアサヒビールは今春、パールボウル決勝で対決。この時もオービックが27−2で勝利しているだけに、オービックにとっては相性のいい相手ということになる。
 逆にアサヒビールにとっては1994年以来11年間、オービックに勝利していないだけに、Xリーグ唯一の“天敵”といえる存在だ(上記の記録はオービックのリクルート時代も含める)。

 オービックは全勝でEASTディビジョン1位(ランク1位)を獲得してFINAL6準決勝からの登場となった。
 オフェンスで目を引くのが今季からスターターとなったQB龍村。今春パールボウル決勝で勝利に貢献する2TDを演出して、MVPに輝いた自信からか著しい成長をみせている。
 「期待通りにゲームを動かしている」と大橋ヘッドコーチが評価する通り、今季リーグ戦では全5試合に出場して11TDパスを演出し、パス成功率69.9%とコンスタントな働きをしてきた。
 なかでも被インターセプト0回はいかに冷静沈着なプレーをしてきたかを示す数字だ。今春パールボウル決勝同様、アサヒビール戦でのパフォーマンスが期待される。

 またランプレーでは、RB古谷、新川、白木のRB陣。負傷のため今季前半を棒に振ったRB古谷が、3戦目から奇跡の復活。ランプレーの核として後半3試合に出場して1回平均7ヤード、総獲得379ヤード、3TDを奪う活躍をみせただけに、アサヒビール戦でもひと暴れしそうだ。

 対するアサヒビールは苦しい戦いの連続でFINAL6準決勝まで這い上がってきた。
 リーグ戦ではIBMBigBlueに敗戦。「背水の陣」(深堀ヘッドコーチ)で挑んだ鹿島ディアーズに勝利してFINAL6出場権を獲得。
 兄弟対決となったFINAL6初戦では、勝負強い試合運びでアサヒ飲料チャレンジャーズに逆転勝利した。

 ここ2年、連続して社会人決勝に進み、社会人王座まであと一歩としながら、一昨年はオンワードスカイラークスに、昨年は松下電工インパルスに惜敗。それだけに今年こそは1999年以来の社会人王座を奪還したいところ。その大きな壁となるのが、準決勝の対戦相手オービックだ。

 エースQB金岡が鹿島戦に続き、アサヒ飲料戦でも好調を維持しているだけに、今春パールボウル決勝のように圧倒されることはないだろう。
 RB花房、波武名、伊是名らのパワフルなランプレーを中心にボールコントロールしながら、オフェンスを進めたい。

 オービックは、リーグ戦終了後1ヶ月あまり実戦から遠のいたことが気にかかる。それゆえQB龍村の確実なパスとRB古谷のランを生かして、常に先手を取っていきたい。
 逆にアサヒビールは精神的に苦しい試合をものにしてきただけに勢いがある。オービックQB龍村のパスをディフェンスが止め、春の対戦で押さえ込まれたランプレーをどれだけ出すことができるか。
 FINAL6準決勝に相応しい、手に汗握る対戦となるだろう。