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解説記事

鹿島ディアーズ VS オンワードスカイラークス
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 0 0 0 6 6
オンワードスカイラークス 0 0 3 7 10

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 鹿島の追撃届かず ON-SKYがディビジョン優勝 

 秋季リーグ最終戦の横浜スタジアム。鹿島ディアーズ、オンワードスカイラークス(以下ON−SKY)の両チームともFINAL6への進出を決めてはいるが、勝者がディビジョン優勝とともに、決勝トーナメントでのシード抽選権を得る大事な試合となった。
 
 ON−SKYのキックオフで開始されたこの試合、まずは鹿島がWR#15大谷の好リターンで自陣46ヤードからの攻撃権を得る。ここで、ダウンを1度更新した鹿島は、ON−SKY陣37ヤードに迫るものの、次のパス攻撃でWRが弾いたボールをON−SKYのLB#44石橋がインターセプトし、あっという間に攻守が交代する。
  だが続くON−SKYの攻撃は、鹿島のディフェンスが踏ん張りピンチを脱する。

 両チームのディフェンスが好調を維持。パントが繰り返される中、フィールドポジションを徐々に良くした鹿島が自陣48ヤードからの攻撃権を得る。

  スクリーンパスなどを織り交ぜた多彩な攻撃でON−SKY陣5ヤードに迫った鹿島は、FGを狙うもののポール右に僅かに外れて先制のチャンスを逃し、前半が終了する。
  実力が伯仲する両チームの試合は、予想通り典型的なロースコアゲームの様相を呈してきた。

  後半、鹿島のキックオフのボールをON−SKYのWR#80吉野が、鹿島陣41ヤードまでリターン。この攻撃を敵陣21ヤードまで進めたON−SKYは、最後はK#3福田の38ヤードFGにつなげ3−0と先制する。

  その後は、両チームのディフェンスの活躍によって膠着状態が続き、第4Qに突入する。
(C)Xリーグ広報委員会
3Q3分、 ON−SKY#3福田が 先制FG

(C)Xリーグ広報委員会
3Q、試合を組み立てる鹿島#10尾崎
  最終Qに入り試合が激しく動く。
  ON−SKYは鹿島のパントをまたもWR#80吉野が45ヤードを走り、鹿島陣14ヤードまでのビッグリターンを決める。

  ここから3回のランプレーで、最後はこの日大活躍のRB#20杉原が残り7ヤードを駆け込み、この試合初のTD。ON−SKYが10−0と鹿島を突き放しにかかる。

  しかし、次のON−SKYのキックオフを鹿島WR大谷がON−SKY陣46ヤードまでリターンし、反撃の狼煙を揚げる。
  QB尾崎が自らのランなどを交えON−SKY陣6ヤードまで進み、最後はショベルパスを受けたRB#29池場がエンドゾーンに駆け込みTDを奪い返し、6−10(TFP失敗)。

 試合時間も残り4分を切ったこの場面、次のON−SKYの攻撃に鹿島ディフェンスが襲い掛かる。
  強烈なタックルでファンブルを誘い、このボールをDB#31松本がリカバーし最後のチャンスを迎える。

   
  残り時間3分19秒、鹿島の猛攻が始まる。
  パスを中心にON−SKY陣13ヤードまでボールを進め、逆転のTDを狙うが、ここでRBからWRへのリバースプレーで落球、これをON−SKY#55安川がリカバー。

 残り1分9秒をニーダウンで消費したON−SKYが全勝でEASTの優勝を勝ち取った。

(C)Xリーグ広報委員会
4Q5分、ON−SKY#20杉原が
相手ディフェンスを振り切ってTD
(C)Xリーグ広報委員会
4Q、鹿島#82八百板が
パスをキャッチしファーストダウンを獲得

  ON−SKYは試合後の抽選でシード権を獲得。次は横浜スタジアムで12月2日、内外電機とオービックの勝者とJXB進出を賭けた準決勝を戦う。
  一方、鹿島は11月19日に東京ドームでCENTRAL1位のアサヒビールとの準々決勝となる。


【写真撮影:エムアイプランニング