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解説記事
オービックシーガルズ VS オンワードスカイラークス
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オービックシーガルズ 7 6 8 8 29
オンワードスカイラークス 0 7 14 13 34

逆転に次ぐ逆転劇。ON−SKYが決勝に進む

 雨模様のなか、試合はキックオフ。
 第1Q、先攻オービックのオフェンスシリーズは、WR#83清水、#81板倉へのパスが決まって敵陣まで攻め込むが、パントに終る。
 そのあとのオンワードスカイラークスの(以下ON−SKY)オフェンスもパントに終り、どちらも様子見で最初のシリーズは終了。

 先手をとったのは、オービック。2回目のオフェンスシリーズで、QB#15龍村からTE#98安東へのパスが通り、いっきにON−SKY陣内14ヤードまで攻め込み、最後は、RB#36白木のランプレーで7−0と先制(TFP成功)。

 ON−SKYは、さっそく反撃を開始するが、10分17秒に痛恨のインターセプト。攻撃権を奪ったオービックは、RB#22古川が活きのいい走りでファーストダウンを獲得。
 その後、またもやRB#36白木が12ヤードを走りこんでTD。13−0と突き放す(TFPは2点コンバージョン失敗)。

 流れはいっきにオービックに傾くかに思われたが、ON−SKYは、代わったQB#10小島が奮闘。パスをうまくつないで敵陣8ヤードまで迫る。
 前半残り11秒で、#39石井にTDパスがヒット(TFP成功)。前半は13−7で終了する。
 後半、オービックは、QBを#11井上にスイッチ。追加点を狙うが、最初のオフェンスシリーズは、パントに終る。
 対するON−SKY。QB#10小島は、自らキープするスクランブルや、RB#20杉原のスピードのあるランプレーを軸にオフェンスを展開し、13−14とついに逆転(TFP成功)。試合は振り出しに戻った。

 続くオービックのオフェンス。今度はRB#20古谷が激走。3Q11分5秒にTDを奪って、21−14(2点コンバージョン成功)と逆転に成功する。

 ところが、ON−SKYは杉原のキックオフリターンで大きくゲインし、WR#80吉野、#39石井のラン、WR#25前田へのパス、そして最後は#20杉原のランプレーとつないで、あっという間に21−21(TFP成功)と同点に追いつく。

 試合は、取られたら取り返す、というシーソーゲームの様相を呈し、前半のオービックムードが徐々にONーSKYに傾き始めて第4Qを迎える。

 ON−SKYの決め手は、やはりRB#20杉原。
 5分44秒に、RB杉原のTDランで、ON−SKYが21−28(TFP成功)と試合を決めにかかる。
 ところが、オービックも最後まで粘る。QB#15龍村からWR#83清水へのパス、RB#22古川、#20古谷、そして#36白木のランで攻め続けて最後は、#20古谷がTD。
 さらに2点コンバージョンをRB古谷が成功させて、29ー28とまたもやオービックが逆転する。

 この時点で残り1分46秒。ON−SKYもあきらめない。
 QB小島からWR#80へのロングパスが決まり残り3ヤード。そして最後は、RB#31杉澤が持ち込んで29−34(TFPは2点コンバージョン失敗)と試合を決定づける。

 オービックは、残り56秒の攻撃に全てを賭ける。TE#98安東へのパスをヒットさせ敵陣18ヤードまで攻め込む。
 だが、ラストプレーとなったパスをON−SKYのDB#24ミッチェルがしっかりと奪い取って、ここでゲームオーバー。

 勝ったON−SKYは決勝に駒を進め、富士通フロンティアーズと春の王者をかけてパールボウルを戦うこととなった。