鹿島ディアーズ VS アサヒビールシルバースター |
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接戦の末、鹿島が逆転勝ちを果たす |
2Q、攻撃陣にパスを出すアサヒビールQB#3有馬 |
アサヒビールシルバースターと鹿島ディアーズは、96年Xリーグプレーオフ制度が出来てから過去3度対戦し、3度ともアサヒビールが僅差で勝利をものにしてきた。 反対にリーグ戦での対戦では、3度鹿島がアサヒビールを打ち破り、ディビジョン優勝を果たしてきた。 このことから、ここ一番の集中力ではアサヒビールが上回っているようにも思えるが、ここにきての実力は互角と見られる。間違いなく屈指の好勝負が期待される対戦であった。 試合は、予想通り一進一退のディフェンス戦となった。両者オフェンスは敵陣ゴール前へ進むも、巧みなディフェンス陣の罠にはまり、ことごとく阻まれる。 |
互いにTDが奪えず、前半のスコアはアサヒビールのK山口のFG1本に終わり、アサヒビールが3点リードのままで折り返した。 |
後半も緊迫した試合展開となり、どちらもTDが奪えない。 試合が動いたのは、4Qの3分が過ぎた頃。鹿島RB池場が足の高く上がった好走を連発し、これに触発されたのか、それまで全くいいところがなかったQB尾崎が自ら鼓舞した走りを見せるようになった。 執拗に攻める鹿島は堅実なオフェンスを実らせ、ついにTDを奪い、7−3と逆転に成功する。 逆転されたアサヒビールは、これまで好投のサウスポーQB有馬から、満を持してQB金岡を投入する。 |
3Q、アサヒビール#2花房が攻め込むも 相手ディフェンスに阻まれる |
さすがといわざるをえない持ち味のパス攻撃が始まる。 レシーバ陣もWR黛、TE橋詰が見事なキャッチで自陣深くから、わずか3プレーで敵陣12ヤードまで進んだがここからの攻撃が進まず、K山口のFG3点にとどまってしまい、6−7と逆転には至らない。 |
4Q3分、鹿島#29池場が逆転のTD |
1点差に迫られた鹿島のオフェンス陣は、RB池場を中心にした落ち着いたランプレーのスタイルを崩さない。 |
1999年の日本社会人選手権(当時は東京スーパーボウル)で、アサヒビールは、鹿島に対して残り1分45秒の時点で、RB池場から奪ったボールをQB金岡マジックにより、史上まれにみる劇的逆転を実現させて勝利したことがある。 |
4Q10分、鹿島#10尾崎が飛び込みTD |
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