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FINAL6

解説記事

内外電機マーヴィーズ VS オービックシーガルズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
内外電機マーヴィーズ 0 13 0 0 13
オービックシーガルズ 21 14 21 18 74

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 オービックが記録的圧勝で準決勝へ進む 

  2006年のチャンピオンを決める決勝トーナメントFINAL6がはじまった。
  西日本会場での対戦は、昨年はパーフェクトシーズンで日本一、連覇へと期待が集まるオービックシーガルズと、2004年にXリーグへ昇格してから徐々に力をつけ、今季はFINAL6初出場を勝ち取った内外電機マーヴィーズの初顔合わせとなった。
 

  ゲームは序盤からオービックのオフェンスが爆発、結局最後までその勢いは止まらず、ファイナルスコア74−13と、決勝トーナメント最多得点、最多得失点差の記録的圧勝で、FINAL6準決勝へとコマを進めた。

  開始早々、オービックがキックオフボールをファンブル、これを内外電機が確保して、敵陣30ヤードからと最初のチャンスを得る。
  しかし、QB寺尾のキーププレーでダウン更新するものの次が続かず、4thダウンギャンブルにも挑むが失敗に終わる。

  「相手ディフェンスをスカウティングした結果、今日は天気が悪くてもオフェンスはパスと決めていた」と、オービック・大橋ヘッドコーチ。
  オービック最初の攻撃シリーズは、QB龍村からWR阿南へのパス、RB古谷(拓)のランで連続ダウン更新。敵陣35ヤード付近まで進むと最後は、WR清水へTDパスが決まり、あっさりと先制する。

 内外電機も、QB寺尾のキープ、RB長坂のランを軸に様々な攻撃隊形を工夫しながら、果敢にランアタックを試みる。時折、有効なゲインを奪うものの、エンドゾーンには至らない。

  「一発だけには気をつけないと」と内外電機・武田ヘッドコーチが懸念していたように、オービックの一発攻勢が炸裂する。
  オービックは、自陣深くからのオフェンスで、QB龍村からWR阿南への82ヤードTDパスで追加点。その直後のオフェンスもWR阿南へTDパスがヒット、1Q終了時点で21−0と、試合を優位に進める。
(C)Xリーグ広報委員会

  内外電機もこのまま引き下がれない。自慢のオプションアタックで追撃開始。Qタイムを挟んで、じわじわと陣地を進め、最後はRB長坂がエンドゾーンに駆け込んでTD、必死に追いすがる。

(C)Xリーグ広報委員会
 内外電機応援席がわいたその直後。オービック自陣33ヤードからの最初のオフェンスで、RB古谷(拓)が、相手ディフェンス陣を巧みにかいくぐり、67ヤード独走の1発TD。
  続く内外電機のオフェンスで、今度はオービックDL紀平が、QB安斎のパスをインターセプトリターンTD。35−6と大差になり、勝負の趨勢を決めてしまった。

  前半終了間際には、RB長坂、池下らのランで、粘り強く進んだ内外電機がTDを1本返すが、反撃もここまで。
  後半も、QB龍村からWR古谷(晋)への91ヤードTDパスを含む5TD、1FGを奪ったオービックが圧勝。圧倒的な得点力を見せつけた。

  「今季の龍村は波があるが、結果的に今日は良かった」と、大橋ヘッドコーチ。次は強敵オンワードスカイラークスだ。「我々が挑戦者。なりふりかまわず勝ちに行きたい」と、意気込む。
  「これが今の実力差、この点差、悔しさをバネにチームを作り直したい」と、唇を噛む武田ヘッドコーチ。内外電機の挑戦は、まだはじまったばかりだ。