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アサヒ飲料チャレンジャーズ VS SRC神戸ファイニーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒ飲料チャレンジャーズ 7 21 0 14 42
SRC神戸ファイニーズ 0 0 0 6 6

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王座奪回を目指すアサヒ飲料が白星発進

   2001年シーズン以来遠ざかっているXリーグ王座の奪回を目指すアサヒ飲料チェレンジャーズと、先頃、チームの新スポンサーも決定し、ムード上昇中のSRC神戸ファイニーズが対戦した。
   試合開始早々から、積極的なオフェンスを繰り広げる両者の激突であったが、結局この前半戦のオフェンスの成否が、結果の明暗を分けた。

 アサヒ飲料の第1シリーズ、自陣25ヤード。先発QB#18桂からWR#80吉村に、一発ダウン更新のファーストプレーが決まると、オフェンスがそのまま波に乗る。
   RB#27中村(多)、#25関根らのラン、WR#7梅田へのパスなどで、ゴール前まで進むと、最後はRB#20阿倍の中央突破があっさり決まって、先制に成功。

  SRC神戸も、RB#3徳重のラン、QB#18佐藤からWR#5寒川へのパスなどで敵陣へと進入するが、ゴール前20ヤード付近まで進んだところで、4thダウンFGを選択。
 このキックをアサヒ飲料のDL#99加藤がデフレクト。得点を阻む。

  続くアサヒ飲料のオフェンス。QB桂が今度はWR梅田、#3桃澤へのパスを軸にオフェンスをコントロール。ゴール前からRB中村(多)がフィニッシュのTDランを決め、追加点を挙げる。

  対するSRC神戸は、WR#19浦野へのパス、RB#4松陰のランで連続ダウン更新するものの、敵陣に入ったところでQB佐藤が、アサヒ飲料DB#32中村(寅)にインターセプトを奪われてしまう。

  直後のプレーで、代わったアサヒ飲料QB#11木下が、「最大の持ち味」(アサヒ飲料・高橋ヘッドコーチ)のQBキープで独走、一発TDラン。
 さらに前半終了間際にも、QB木下が再び独走キープでエンドゾーンを駆け抜け、立て続けにTDランを決める。

  アサヒ飲料は前半のオフェンスシリーズを全てTDで締めくくり、28−0。この時点で試合の趨勢を決めてしまった。

  後半のアサヒ飲料。交替出場したQB#6椙田が、2本のTDを演出するなど得点を着実に重ねる。

  SRC神戸も意地を見せる。試合終了間際に、QB佐藤が連続ロングパス成功で、ゴール前まで持ち込み、QB#8荒木がTDパスを成功させるが、反撃もここまで。
  「オフェンスが取れるところで取れていない」と、反省しきりの、SRC神戸・山下ヘッドコーチ。
  「特にディフェンスのルーキー達が自分の力を出せていない、もっとやれるはず」と、まず気持ちの面での立て直しを誓う。


Text by Garfy (office NEAR inc)/ Photo by Mr.Ka