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解説記事

アズワンブラックイーグルス VS イワタニサイドワインダーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アズワンブラックイーグルス 0 3 7 0 10
イワタニサイドワインダーズ 7 3 0 3 13

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 サバイバルマッチ第1Rはイワタニに軍配 

  今季は、ここまで共に勝ち星に恵まれないアズワンブラックイーグルスと、イワタニサイドワインダーズが対戦した。
(C)Xリーグ広報委員会
 昨年までの実績でいえばアズワン有利なこの試合だが、立ち上がりから要所でミスが目立った。

  イワタニの自陣19ヤードからの攻撃を押さえパントに追い込んだものの、リターナー#24朴木がファンブル。相手にゴール前28ヤードからの攻撃権を与えてしまう。
  しかし、イワタニも攻めきれず4thダウン。ここでアズワンディフェンスは、パスインターフェアの反則を犯してしまう。イワタニはゴール前14ヤードからのチャンスを得るが、ここはアズワンディフェンスが粘りTDを与えない。
   
 4thダウンでイワタニはFGを選択。
 しかしアズワンが今度はオフサイドの反則。新たに攻撃権を与えてしまい、最後はイワタニQB杉谷がWR国府にTDパス。アズワンは、自らのミスで先制点を奪われてしまった。

  何とか食い下がりたいアズワンはその直後のシリーズで反撃を開始。
  自陣24ヤードからQB#8奥野とRB朴木のランなどでじわりとゴール前に迫り、最後は35ヤードのFGを成功させ、追い上げムードを演出した。
   
(C)Xリーグ広報委員会
 だが前半終了間際、K仙波が34ヤードのFGを決め貴重な追加点を挙げ、イワタニは相手に行きそうな流れをしっかりと取り戻す。

  後半に入ってからはアズワンが押し返す。
 インターセプトから得た敵陣44ヤードからの攻撃で、RB朴木のランやQB奥野からWR#87平野、#82道角へのパスが決まるなど前進を重ね、最後はWR#2田尻へのパスが決まりTD。
  10−10の同点に追いついた。

 そしてこのまま試合は終わるのかと誰もが思い始めた第4Q残り2分29秒。アズワンQB奥野が投じたパスをイワタニDB#16渡辺がインターセプト。敵陣36ヤードからイワタニの攻撃が始まる。

  RB#35兼本のランでいきなりファーストダウン。その後RB#29高見が前進を重ね、最後は33ヤードのFGを、K仙波がしっかりと蹴りこみ13−10と試合を決めた。
 イワタニにとっては試合残り時間が46秒という薄氷を踏む勝利となった。
(C)Xリーグ広報委員会


  試合後安堵の表情を浮かべるイワタニ・森下ヘッドコーチは「反省も多いが、結果として勝てたことが何より。実力は向こうが上だっただけに、展開に助けられた試合になりました」と、初白星という結果に、まずは一安心といったところか。

  一方のアズワン・義政監督は「最初のシリーズでのファンブルが痛かった。絶対落とせない試合であり、事前のビデオ分析では勝機ありと判断していただけに悔しい」と厳しい表情。残り2試合での雪辱を誓っていた。



Text by EDA (Kibune zinja)/ Photo by Mr.Ka