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解説記事

松下電工インパルス VS 内外電機マーヴィーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
松下電工インパルス 0 10 7 0 17
内外電機マーヴィーズ 0 0 0 0 0

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 王者の貫禄 松下電工が全勝をキープ 

(C)Xリーグ広報委員会 この試合に勝てば、創部以来のXリーグディビジョン優勝となる内外電機マーヴィーズと、ジャパンXボウル大阪開催に向けて万全の体制で臨みたい松下電工インパルスが対戦。

  WESTディビジョン・ホームカミングデーの演出として、このゲームのコイントスは、フォークシンガー・高石ともやさんによって行われ、試合が開始した。

  立ち上がりから、QB#8高田からWR#3長谷川へのパスを軸に積極攻勢に出る松下電工に対し、内外電機ディフェンスも全開で立ち向かう。
  いきなりDB#19渡邊がパスインターセプトを奪うなど、内外電機がチャンスの眼を掴みかけるが、自慢のランアタックの前に松下電工の強力フロント陣が立ちはだかり、ダウン更新もままならない。

 先制は松下電工。自陣20ヤードからはじまった3シリーズ目のオフェンスを、WR長谷川、#22下川、#31樫野らに投げ分けながら連続ダウン更新。
  最後は、WR長谷川への3連続パス成功でマークが集まったところで、ゴール前でフリーになったWR下川へTDパスがヒットする。

  その後は、鉄壁ディフェンスで内外電機のランアタックを封印する松下電工に対し、内外電機ディフェンスも、激しいプレッシャーでQB高田を追い込むなど、踏ん張りを見せる。
  前半残り1分を切ったところからのオフェンスで松下電工は、K#9太田のFGを成功させ、10−0で折り返す。

  後半、「プレーを中央付近のタテ攻撃に変更した」(内外電機・武田ヘッドコーチ)内外電機のオフェンスが進み出す。

  RB#22長坂の中央突破、QB#1寺尾のキープなどが有効なゲインを生み、ゴール前25ヤードと陣地を進める。
  ここでダブルリバースからRB#27土手下のパスというスペシャルプレーを繰り出すが失敗。得点には至らない。
 

 逆に松下電工は、WR#15丸山へのパス、QB高田の捨て身で走るキーププレーなどで、一気にゴール前へ迫ると、交替出場したQB#17高橋(幸)がWR長谷川へTDパスを決め、17−0と内外電機を突き放す。

  その後、両チームとも決定的な得点機には至らず、そのままゲームオーバー。この試合の結果、松下電工は7年連続10回目のFINAL6進出(得失点差による2位以上確定)を果たした。

  4試合連続完封と盤石のディフェンスぶりが光る松下電工だが、「オフェンスには不満。不要なロスが多すぎる」と、松下電工・村上監督。次はいよいよアサヒ飲料戦だ。「この1年、目標としてきたゲーム」と、気合いを入れる。

  「近づくとさらに“山”の大きさが見えてくる」と、内外電機・武田ヘッド。「次(アズワン戦)をしっかり勝って結果を待ちます」と、FINAL6初出場へ期待を繋いだ。

 

Text by Garfy (office NEAR inc)/ Photo by Mr.Ka