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解説記事

アズワンブラックイーグルス VS SRC神戸ファイニーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アズワンブラックイーグルス 0 7 3 3 13
SRC神戸ファイニーズ 0 7 0 0 7

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 アズワン 薄氷の勝利でXリーグ残留確保 

(C)Xリーグ広報委員会 ここまでともに勝ち星に恵まれないアズワンブラックイーグルスとSRC神戸ファイニーズの対戦。すでにアズワンから1勝をあげたイワタニサイドワインダーズを交え、下位の三つどもえ戦も激しさを、いっそう増してきた。

  アズワンの先発QBは#14夏目、SRC神戸は#18佐藤。立ち上がりは、どちらも有効なドライブが続かず、パントの応酬となる。

  2Qになるとゲームが動き出す。
  この日のアズワンは、2年目のRB#31坂本が25回−126ヤード獲得と大車輪の活躍。このRB坂本のランを軸に自陣40ヤードからのオフェンスをドライブし、最後はQB夏目が、ゴール前1ヤードを飛び込んでTD。アズワンが先制する。

  直後のSRC神戸。RB#27草満のランで一発ダウン更新すると、4thダウンパントフォーメーションから、RB#48宮下へのシュートスナップが鮮やかに決まり、これがゴール前へのロングゲインとなる。

  ゴール前からRB草満が駆け込んでTD。SRC神戸が同点に追いつき、7−7で前半を終える。

 後半のアズワン。自陣31ヤードからのオフェンスを、WR#22藤縄へのパス、RB坂本のランなどでダウンを更新し、ゴール前へと迫るが、SRC神戸が粘り強いディフェンスを見せ、K#1中西のFGで3点を追加に止まる。

  その直後のアズワン。SRC神戸がキックオフリターンでファンブルしたボールをリカバー、突き放す絶好のチャンスを迎えるが、ここはFG失敗。
  さらにRB#35山本のロングゲインからのゴール前14ヤードのチャンスも、FGに止まるなど、SRC神戸のゴール前ディフェンスが何度も踏ん張り、13−7と僅差の攻防が続く。

  試合残り時間5分33秒。SRC神戸は、アズワンのパントミスから得た敵陣33ヤードからのチャンスに、QB佐藤がTE#17守山にパスを成功させ、ゴール前21ヤードと逆転のチャンス。
  しかし今度は、アズワンLB#9伏谷、#56奈良、#47久野らが好プレーを連発し、踏みとどまる。

(C)Xリーグ広報委員会 残り時間1分30秒からもSRC神戸は、QB佐藤の連続パス成功で、ゴール前30ヤード付近まで迫るが最後はパス失敗で終了。
  アズワンが薄氷の勝利を手に入れた。

  「最後までディフェンスがよく踏ん張ってくれた」と目を細めるアズワンの義政監督。「オフェンスのミスが痛かった」と悔しげなSRC神戸の山下ヘッドコーチ。

  悲喜交々のサバイバルマッチは、当該3チームの得失点差からアズワンの5位以上が確定。SRC神戸は生き残りをかけて、最終節のイワタニ戦に臨む。


Text by Garfy (office NEAR inc)/ Photo by Mr.Ka