松下電工インパルス VS アサヒ飲料チャレンジャーズ |
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松下電工がWESTを制覇 アサヒ飲料敗退 |
すでにFINAL6出場を決めている松下電工インパルスと、この試合に負けると9年ぶりにFINAL6出場を逃すアサヒ飲料チャレンジャーズが対戦した。 これまで何度もリーグ最終戦で激しい戦いを繰り広げてきた両チーム。この試合も立ち上がりからめまぐるしい展開を見せた。 まずチャンスをつかんだのは松下電工だ。相手パントのスナップミスから得たゴール前20ヤードからの攻撃で、QB高田のランで前進。最低でもFGの3点先取と誰もが思ったが、ここでQB高田の投じたパスをアサヒ飲料のLB河口がインターセプト。 LB河口は約50ヤードをリターンし、逆にアサヒ飲料が敵陣35ヤードからの攻撃権を得た。 ここでアサヒ飲料はRB中村の力強い走り、さらにQB桂と併用するQB木下のランでゴール前まで前進すると、4thダウン5ヤードでQB桂がTDパスを投じたが、今度はこれを松下電工DB富田がインターセプトし、失点のピンチを凌いだ。 |
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序盤から攻撃権が次々と変わる中、先取点を奪ったのは意外なプレーだった。 松下電工の敵陣40ヤードからの攻撃で、今年37歳の大ベテランRBの粳田が、高田からの後ろパスを受け、そのまま走ると見せかけ縦に走るWR下川にロングパス。完全ノーマークとなったWR下川がそのボールをしっかり受けTD。 「これまで大試合で何度か成功させてきたけど、今日のボールが最高でした」と本人が語るほど、見事なスペシャルプレーで先制した。 第2Qは、松下電工がゴール前7ヤードまで迫る攻撃を見せたが、決め手に欠き、無得点。7−0との僅差で前半を折り返した。 |
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後半最初のシリーズで、松下電工は自陣49ヤードからQB高田からWR樫野のパス、RB石野の中央のランでゴール前18ヤードまで進むと、さらにRB石野のオフタックル付近へのランで前進。 ここでパスを失敗し、RB小林のランも第1ダウンには届かず、K太田が28ヤードのFGを決め10−0とリードを広げた。 |
松下電工は第4Q5分13秒にもTDを奪い16−0。一方のアサヒ飲料はその直後の自陣33ヤードからの攻撃で、全てのプレーでパスを投じ、最後はWR榎へのパスでようやく7点を返すのが精一杯。 |
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一方、アサヒ飲料の高橋ヘッドコーチは「内容はどうであれ、結果がこうなってしまったのは、ここまでの力しか無かったということ。この悔しさを来シーズンにつなげたい」と言葉少な。 アサヒ飲料にとって、あまりにも早いシーズンオフとなってしまった。 |