X League
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解説記事
鹿島 VS 東京海上
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 7 27 14 14 62
東京海上ドルフィンズ 0 0 0 0 0

“超”強豪・鹿島爆勝!大量得点。完封。
 台風の影響で雨と雷に見舞われていた大井第2球技場だが、試合開始前には雨も上がり晴れ間が見えるまで回復した。そのような中、Xリーグの“超”強豪・鹿島ディアーズが登場。東京海上ドルフィンズと激突した。

 試合は東京海上のキックオフでスタート。鹿島の先発QB鈴木は、第1プレーでRB堀口へのフェイクからWR椎野(修)へロングパスを決めて敵陣に入る。その後、RB堀口のラン、TE板井へのパスでゴール前8ヤードまで迫ると、最後はエンドゾーンに走り込んだTE八百板にTDパスをヒットしてTD。幸先のいいスタートを切った。

東京海上は法政大出身の期待の新人、QB木目田を先発させてオプションプレーを含んだオフェンスで、鹿島ディフェンスの揺さぶりを狙う。しかしDL谷嶋、LB安澤等の活躍でボールを進めることができない。
それでもディフェンスが、何とか鹿島オフェンス相手に踏みとどまり、1Qは7−0で折り返す。

 2Q前半、鹿島の攻撃をストップした東京海上はパントをブロックして、チャンスをつかんだかに見えた。ところがフィールドに12人の選手がいる交代違反の反則を取られ、逆に鹿島にファーストダウンを許す。
 鹿島はこのチャンスを逃さず、QB鈴木がスクランブルからエンドゾーンに走り込んでTD。キックは失敗したものの13−0とリードを広げた。
 これで流れをつかんだ鹿島は、パントブロックで得た敵陣18ヤードからのオフェンスを3プレーでTE八百板へのTDパスに結びつけ、20−0とした。

 東京海上はQBを木目田から高橋にチェンジ。代わった早々QB高橋は、WR大西に40ヤードのロングパスを決めて一気に鹿島陣に攻め込む。だが敵陣23ヤードからのプレーで鹿島DB藤井が、WRの前にタイミング良く飛び込み、インターセプト。東京海上は惜しいチャンスをつぶす。

 ピンチをしのいだ鹿島は、鈴木から代わったQB川上がTE八百板に49ヤードのロングパスをヒットして敵陣7ヤードまで迫り、3プレー後、WR酒匂にTDパスを決めた。

 前半終了まで30秒を切った時点で、少しでも差を詰めておきたい東京海上は、WR千葉へのパスでつかんだ好機にFGを選択。
 ところがスナップされたボールがそれて、ホルダーの手をすり抜けてしまう。両チームのプレーヤーが入り乱れてのリカバー合戦の間にボールはエンドゾーンまで転がっていき、最後は鹿島LB百瀬が押さえてTD。前半を終えて34−0と鹿島が大きくリード、この時点で試合をほぼ決定づけてしまった。

 後半に入り、必死の反撃を試みる東京海上だが、鹿島の強力ディフェンスの前に得点どころかファーストダウンさえままならない。大量リードで余裕の出てきた鹿島はその後もターンオーバーを足がかりに順調に得点を重ねていき、62−0と大差で初戦を飾った。

 試合後の鹿島・金氏監督は「最初からラッキーなTDが続いてそのまま流れていった。故障者が多くチーム練習が少なかったがいいところばかり出た。62点の中、半分はラッキーであげたもの。選手たちにこれが実力だと思われたら困る」と大量得点勝利にも引き締め直していた。



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