立命も黙ってはいない。KR古庄が45ydのナイスリターンを見せた後の自陣47ydからのシリーズをRB杉山、菊地のドローやQB川嵜のオプションキープなど6プレーで敵陣7ydまでボールを進めると、最後はRB杉山が切れのある走りでエンドゾーンに走り込んでTD、7−10とする。
しかしリクルートの勢いは止まらない。続く自陣45ydからのシリーズ、続いて交代出場したリクルートQB新生がノーハドルでオフェンスを進め、WR堀江のサイドスクリーンなどでゲインを奪い、敵陣24ydまでボールを進めると、最後はSE大久保へのTDパスを決め17−7と再び10点差とする。
この後のシリーズでもリクルートはRB中野の47yd独走TDが飛び出し、第1Qだけで24−7、第2Qにはお互いに1FGずつを加え27−10でリクルート優位のまま前半を折り返す。
第1Qの点取り合戦が一転して第2Qのパント合戦。スコア以上の好ゲーム展開に会場のボルテージも急上昇。後半開始早々、先に点を取ったのは追う立場にあった立命だった。
お互いに1回ずつパントを蹴り合ったあとの敵陣40ydからのシリーズ、QB川嵜からスイッチして登場した4回生QB大矢は得意のパスを封印してアンバランス体型を操り、3回のダウン更新でゴール前2ydへと鮮やかなドライブを見せた。
ここでリクルート守備が驚異的な粘りを見せるものの、第4ダウン1yd、QB大矢が自らエンドゾーンに飛び込みTD。TFPは失敗したが、16−27と立命が追いすがる。
|