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’12.09.30

昨年1stステージ・東地区3位のオール三菱ライオンズと同6位の富士ゼロックスミネルヴァAFCの対戦。

両チームは09年に初めて対戦して以来、毎年同じ地区に所属してきた因縁がある。秋季リーグでは、今回で4回目の対戦。これまでの対戦成績はオール三菱の3戦全勝。

まず09年は富士ゼロックスが先制TDを奪ったものの、7-2と逆転負け。10年はオール三菱が前半に2TDを奪い、富士ゼロックスの追い上げをかわして14-9で逃げ切り勝利。そして昨年は、オール三菱が27-0と初の完封勝ちをおさめた。さてさて今回の対決はいかなる結果となるだろうか。

 

オール三菱には今年もQB谷口翔真、K松山弘樹(ともに立命館大学)、DL長島義明(関学大)、鎌田実築(早稲田大)ら関東・関西などの学生リーグで活躍した有望新人が多数加入した。その分、選手層が厚くなったといえる。

「万年4位のチームが、昨年の1stステージでは地区3位となることができた。まだまだ発展途上のチームだけにどこまでやれるか。その中でもう一度イチからすべてを見直して、昨年以上の成績を残していきたい」と今季に挑む意気込みを林顕ヘッドコーチは語る。

オフェンスには大型QB田中蔵馬を中心にパワープレーを展開する。そのなか要所要所で切れ味のいいパスを絡めて、オフェンスを進める。

ディフェンスは昨年加入したDL窪木信利、LB佐藤修平が中心となり、これまで同様手堅い守りをみせる。

 

一方の富士ゼロックスは、今春の試合ではオフェンスが全く振るわず「総得点が零点だった。ここに課題と反省点がある」と金子大助ヘッドコーチ。それだけに「秋は1点をとることがオフェンスの第一目標」(金子ヘッド)。

タイプの異なる勝見俊洋、市川尚也、松山昌稔の3枚QBがオフェンスを指揮するなか、注目はレシーバー、パンターとしてフルパワーで活躍する星野友啓。彼の働きにオフェンスチームの浮沈がかかっている。

ディフェンスは「1Q1本のターンオーバーを狙う」(金子ヘッド)積極果敢な動きが目標。特に大型ラインでパワフルな佐久間広樹(駒沢大)、素早い動きを見せるDB丸田大介(東京都市大)の新人に期待がかかる。

 

試合展開としてはオール三菱の田中、谷口両QBがランプレー中心のパワープレーを展開するはず。富士ゼロックスとしてはディフェンス陣がどこまで耐え忍ぶことができるかが勝負の鍵を握る。

またオール三菱ディフェンスは堅固なだけに、富士ゼロックスオフェンス陣はランとパスを有効に使って切り崩して生きたい。

 

そして蛇足だが、Xリーグ所属18チームの中で選手の平均年齢が一番高いチームは、富士ゼロックスの29.1歳。逆に一番若いのがオール三菱の26.5歳(富士通フロンティアーズと同じ)。

ここからベテランvsヤングという構図が浮かびあがるが、実際は富士ゼロックスには16人の新人が入部。初戦・オービックシーガルズでのオフェンス・スターティングメンバーはラインにオーバーフォーティが2人入ったため平均年齢が30歳オーバーだったが、ディフェンス・スターティングメンバーの平均年齢26.5歳と若い。(門棚丈二)

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