その原動力となったのがQB鈴木。パールボウルでは、試合終了間際に同点に持ち込む貴重なTDパスを通し、タイブレイクでは、WR志田に勝利を決定づけるTDパスを決めるなど勝負強さをみせた。
学生時代(日大)から慣れ親しんだショットガンの本格導入に伴ない、1回平均パス獲得ヤードを昨年10.2ヤードから12ヤードに伸ばしている。ディビジョン2位のQB高橋(シーガルズ)を100ヤード引き離して、2年連続3回目のリーディングパサーの栄誉を獲得。リーグを代表するQBとして成長してきている。
リーグナンバー1の成績を誇るパスオフェンスは、これまでエースレシーバー板井主将への偏重型だったのが、今季は実績のあるWR椎野、植村、志田、TE八百板に投げわけ、相手ディフェンスに的を絞らせないパッシングアタックをみせ、猛威をふるった。
なかでもRBからWRにポジション変更したWR関澤は、今季チーム2位のレシービング記録を残す活躍。また「新人が成長してきた」と森ヘッドコーチがいうようにWR東畠(関学大)、松永(近畿大)、TE脇田らが実績を残した。特にWR松永はリーグ戦4試合に出場して3TDを奪った。
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